朝倉彫塑館は朝倉文夫のアトリエ兼住居だった建物で、1967年に朝倉の遺志により朝倉彫塑館として公開。その後、1986年に台東区に移管され、台東区立朝倉彫塑館となりました。建物は朝倉が自ら設計し、細部に至るまで様々な工夫が凝らされ、こだわりが感じられる作りとなっています。
岡倉天心記念公園は東京美術学校(現・東京藝術大学)や日本美術院を創設した岡倉天心の旧居跡。また、元の日本美術院があった場所でもあります。公園内には五浦にある六角堂を模したお堂があり、中には平櫛田中作の天心坐像が据えられています。
東京藝術大学は日本で最も歴史のある芸術分野の最高学府で、前身の「東京美術学校」と「東京音楽学校」が統合され昭和24年に現在の体制となりました。校内には東京藝術大学大学美術館があり、収蔵作品数は約2万8000点にのぼります。
旧平櫛田中邸は、彫刻家平櫛田中の住宅兼アトリエで、日中安定した自然光を得るため北向の天窓を備えた、近代アトリエ建築の先駆けとも呼ばれる建物です。現在はNPOなどの協力のもと芸術文化発信地として、時折公開活動が行われています。